コムラサキ(C. dichotoma)も、全体に小型だが果実の数が多くて美しいのでよく栽培される。別名コシキブ(小式部)。ムラサキシキブとは別種であるが混同されやすく、コムラサキをムラサキシキブといって栽培していることが大半である。全体によく似ているが、コムラサキの方がこじんまりとしている。個々の特徴では、葉はコムラサキは葉の先端半分にだけ鋸歯があるが、ムラサキシキブは葉全体に鋸歯があることで区別できる。また、花序ではムラサキシキブのそれが腋生であるのに対して、コムラサキは腋上生で、葉の付け根から数mm離れた上につく。岩手県で絶滅、その他多数の都道府県でレッドリストの絶滅寸前・絶滅危惧種・危急種・準絶滅危惧の種に指定されている(
Wikipedia)。
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Callicarpa japonica 小紫 (こむらさき) |
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Callicarpa japonica 小紫 (こむらさき)。拡大 |
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Callicarpa japonica 小紫 (こむらさき)。白の実 |
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コムラサキの花。開花は東京では8月末から9月 |
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2019年9月1日 東京 |