Wikipediaによると、「ゴンズイ Euscaphis japonica は、ミツバウツギ科に属する樹木。果実が真っ赤でよく目立つ。」さらに、その特徴は
落葉性の小高木。高さは普通3-6mだが、時に10mに達する。樹皮は紫黒色を帯び、細長い割れ目状の皮目が縦に走る。普通は頂芽ができず、1対の仮頂芽から有花枝、あるいは無花枝を伸ばして成長する。さらに側芽から枝を伸ばすことは少ない。有花枝は2-3対の葉と、先端に花序を付け、無花枝は2-3対の葉のみを付ける。葉は対生。奇数羽状複葉で、全体の長さは10-30cm、幅は6-12cm。葉柄は長さ3-10cmあり、複葉の軸と共に無毛。小葉には短いながらも柄があり、側小葉では長さ2-12mm、頂小葉ではより長くて2-3cm、短い毛がある。時に頂小葉がない場合がある。個々の小葉は狭卵形で、長さ5-9cm、幅2-5cm、硬くて表面につやがあり、先端は尖り、基部は丸みを帯びるかやや広い楔形。裏面の中脈や側脈の上に短い毛がある。
花期は5-6月。円錐花序は長さ15-20cmで、よく分枝して多数の花を付け、無毛。花は黄白色で、径3-4mm。花柄は長さ1-2mm、萼裂片と花弁はいずれも楕円形で長さ約2mm雄蕊、雌蕊は花弁とほぼ同長、子房は2室ないし3室からなり、同数の柱頭と花柱が互いに接着する。果実は袋果で、1つの花から1-3個生じ、長さ1-1.3cmになる。これは子房の心皮がその数だけに裂け、反り返ったものである。果実の各部分は肉質で熟すると赤くなり、鎌形に曲がって反転し、太い条がある。それが裂けると中から1-3個の種子が顔を出す。ちなみに裂けて見える子房の内側も鮮紅色で美しい。種子はほぼ球形で径約5mm、真っ黒で強い光沢がある。なお、果実が白くなる変種もある。また、種子は当初、赤い仮種皮に包まれている。
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